ドラム式洗濯機が欲しい。でも
一人暮らしにドラム式洗濯機って贅沢なんじゃないかな?
値段もずいぶん高いし、「買う」決断ができないよ。
と迷っているあなたの背中を押したい。
ドラム式洗濯機はファミリー層のためだけの家電ではありません。
一人暮らしの生活向上にも大きな効果を与えれくれる、便利な家電です。
たしかにドラム式洗濯機は高価な家電です。
でもただの贅沢品ではありません。
確実に自分の手間と時間が節約されます。
一人暮らしだと
- 掃除
- 洗濯
- 炊事
など家事をすべて自分ひとりでしないといけません。
家事をしっかりとやればやるほど、自分の自由な時間は減っていきます。
かと言って、家事をしないわけにもいきません。
出来るだけ家事の時間を減らして、自分の自由な時間を確保したい。
ドラム式洗濯機には家事の時短に大きな効果があります。
僕はドラム式洗濯機を買って、日々の家事がずいぶん楽になりすごく満足しています。
一人暮らしで、日々の家事に時間をとられることに困っているかたに、時短家電であるドラム式洗濯機の良さを伝えたいと思います。
洗濯は干すのが大変
三大家事と言われている「料理」「洗濯」「掃除」。
その中の「洗濯」も生活するうえで、かかせない作業です。
しかし日々の洗濯はなかなか大変です。
「干して、取り込む」のが面倒
洗濯の手順。
洗濯の手順の中の
- 干す
- 取り込む
この工程が面倒です。
洗濯物をひとつひとつハンガーにかけて、ベランダに干すのにはそれなりに時間がかかります。
洗濯物が乾いたか確認して、またひとつひとつハンガーからはずしてハンガーをかたづける、これにもまたそれなりに時間がかかります。
天気の確認が必要
雨のなか、ベランダに干しておくわけにはいかないので、洗濯する時は天気予報の確認は必須です。
ベランダに干して、出掛けて、急に雨が降ってきたら、もう最悪です。
天気によって洗濯できるかどうかも変わるので、休日の自分の予定にも影響がでます。
お出かけ中の急な雨に対応できない
天気予報では晴れの予定だったのに、急に雨が降ってくることもあります。
一人暮らしの場合は誰かに洗濯物の取り込みを頼むこともできません。
お出かけ中に雨が降ってくれば、もうどうしようもないです。
洗濯物が気になって、せっかくのお出かけも楽しめません。
部屋干しすると部屋が狭くなる
雨の日は洗濯物を部屋干ししないとしかたありません。
部屋の中で洗濯物を干すと、洗濯物にけっこう部屋のスペースをとられてしまうので部屋が狭くなります。
夜の外干しは心配
寝ている間に雨が降っても気がつかないので、夜の外干しは心配です。
冬場の外干しは雨以外に気温も気になります。
寒い夜のあいだに濡れた洗濯物を外に出しておくと、凍り付かないか心配です。
いいところ
時短になる
ドラム式洗濯機には
- 洗濯物が傷みにくい
- 水道代が節約できる
などのいいところがありますが、なによりも時短になることが一番のメリットです。
「干す」と「取り込む」の工程がなくなるのは非常に大きいです。
毛布などの大物が自宅で洗濯できる
大きな毛布をかかえてコインランドリーまで持っていくのは本当に大変でした。
それが無くなっただけでもドラム式洗濯機を買った意味は十分にあるんじゃないかと思っています。
タオルがふんわりと仕上がる
バスタオルを使って、乾燥の仕上がりを比べてみました。
- ドラム式洗濯機で乾燥
- 洗濯後に浴室乾燥で乾燥
もう見た目からして違います。
②は全体的にゴワっとしたかんじですが、①はタオル表面の繊維もそろっていてフワっとしたかんじです。
タオルは直接肌に触れるものなので、①のようにフワっとしているほうが気持ちよく使えます。
洗濯、乾燥が終わればその場でたたんで収納できる
縦型洗濯機の洗濯の工程
- 洗濯
- 干す
- 取り込む
- たたんで収納
ドラム式洗濯機では、洗濯と乾燥を一気にやってくれるので、
- 干す
- 取り込む
の工程がありません。
干した洗濯物が乾くのを待たなくていいんです。
洗濯・乾燥が終われば、すぐにたたんで収納できます。
ドラム式洗濯機は扉が正面についているので、洗濯機本体の上にスペースがあります。
ここを利用すれば、洗濯物もたたみやすいです。
ドラム式洗濯機って贅沢?
「ドラム式洗濯機がいいのはわかった。
でも一人暮らしだと毎日は洗濯しない。
洗濯物が多くて毎日洗濯をするファミリー層ならドラム式洗濯機を買う値打ちもあると思う。
洗濯する回数がすくない一人暮らしで高価なドラム式洗濯機を買うのは贅沢じゃない?」
このように思うかたも、たくさんいると思います。
たしかに一人暮らしの洗濯の回数はファミリー層に比べると少ないです。
ドラム式洗濯機はファミリー層のための家電ってイメージもあります。
ドラム式洗濯機の時短効果はファミリー層だけに向けたものではありません。
自分の手間と時間を節約できるということは、一人暮らしにとっても大きなメリットがあります。
時間が節約できることの価値について考えたいと思います。
節約できる時間
ドラム式洗濯機を使って節約できる時間は、1年間で約78時間です。
洗濯物を「干して、取り込む」のに30分(0.5時間)くらいはかかります。
洗濯の回数は1週間に3回と考える。
1年間の洗濯回数は
3回×52週=156回
1年間で洗濯にかかる時間は
156回×0.5時間=78時間
ドラム式洗濯機を使って「干して、取り込む」工程がなくなると、1年間で約78時間節約できることになります。
節約できた時間を金額に換算
金額に換算すると、171,600円もの金額になります。
1時間あたりの金額をここでは2,200円で考えます。
2,200円の根拠は次に示しますが、少しややこしいので興味がなければ読みとばして下さい。
国税庁のHPによると、令和2年度の平均給与は433万円。
年間休日を120日とすると、労働日数は
365日―120日=245日
労働時間は
8時間×245日=1960時間
時給は
4,330,000円÷1960時間=2209.2円
約2,200円
ドラム式洗濯機を使うと1年間で78時間節約できるので
2,200円×78時間=171,600円
節約できた時間を金額に換算すると、なんと171,600円になります。
時間を節約した分、時給が発生するわけではないので、171,600円の収入があるわけではありません。
これはあくまで考え方です。
節約できた時間にはそれだけの価値があるということです。
これだけの価値をもたらしてくれるドラム式洗濯機を買うことは贅沢ではありません。
注意点
ここまでドラム式洗濯機のいいところを紹介してきましたが、注意点もあります。
乾燥できない衣類もある
衣類のタグには洗濯表示マークがあります。
衣類の種類によっては「タンブル乾燥禁止」の衣類もあります。
洗濯槽を回転させながら熱風をあてて、洗濯物を乾かす乾燥方法です。
ドラム式洗濯機の乾燥方法がタンブル乾燥になります。
その場合は仕方ありません。
洗濯が終われば、その衣類だけ取り出してハンガーにかけて干します。
残りの衣類はそのままドラム式洗濯機で乾燥します。
洗濯表示マークは消費者庁のHPで紹介されています。↓
タンブル乾燥禁止の衣類は本当に乾燥機を使ってはいけないか
けっしてオススメはしませんが、僕は「タンブル乾燥禁止」の衣類もほとんどドラム式洗濯機で乾かしています。
洗濯が終わった段階で、タンブル乾燥を使用できない衣類を取り出すのはひと手間かかります。
ドラム式洗濯機を使う一番の目的は時短なので
「洗濯」→「乾燥」
は一気にやってしまいたい。
「タンブル乾燥禁止」の衣類をタンブル乾燥で乾かすと、はやく生地が傷んで衣類の寿命が短くなってしまいます。
「時短」と「衣類の寿命」のどちらをとるか。
僕の着ている衣類はそんな高価なものではありません。
「衣類を買い替える金額」より「時短で得られる価値」のほうが大きいと考えているので、「衣類の寿命」より「時短」をとりました。
ここの判断はみなさん各自、自己責任でお願いします。
設置スペースの確認が必要
ドラム式洗濯機は縦型洗濯機にくらべるとずいぶん大きいです。
購入前に自宅にドラム式洗濯機が入るかの確認は必要です。
- 洗濯機の設置スペース
- 搬入通路
- 洗濯機の扉の開く方向
メーカーHPから取扱説明書などがダウンロードできるので、洗濯機の本体寸法などしっかりと確認しておきましょう。
自分で測って確認するのが不安な場合は家電量販店などに相談するのも方法のひとつだと思います。
お手入れは大変?
ドラム式洗濯機 | 縦型洗濯機 | |
---|---|---|
糸くずフィルター | 週に1回程度掃除 | 週に1回程度掃除 |
乾燥フィルター | 週に1回程度掃除 | ― |
ドアパッキン | 使うたびに掃除 | ― |
縦型洗濯機は糸くずフィルターの掃除だけです。
ドラム式洗濯機は、乾燥するときにホコリがでるので「乾燥フィルター」と「ドアパッキン」の掃除をしないといけません。
ドラム式洗濯機のほうが、お手入れの工程は多いです。
でも洗濯物を干す手間に比べたら、「乾燥フィルター」と「ドアパッキン」の掃除は大した手間ではありません。
コインランドリーも選択肢のひとつ?
コインランドリーは業務用のドラム式洗濯機、乾燥機があるので、しっかりと乾燥までできます。
自宅に洗濯機に置かずに、洗濯はすべてコインランドリーでするのはアリでしょうか。
本記事ではナシと考えています。
理由は以下のとおりです。
メリット | デメリット |
---|---|
部屋に洗濯機用のスペースが必要ない 初期費用をおさえられる (洗濯機の購入費用) 引っ越しの荷物が少なくなる | 洗濯のたびにお金がかかる (1回800円程度) コインランドリーまで行く手間と時間がかかる |
本記事は、「自分の手間と時間を節約するための手段」として「ドラム式洗濯機を買う価値」があるのかを検証している記事です。
自宅に洗濯機を置かずに、洗濯はコインランドリーですませるのも選択肢のひとつではあります。
しかし洗濯のたびに、コインランドリ―まで行く時間がかかるというのが、すごくもったいない。
「時短」という側面からみると、「洗濯はコインランドリーでする」という選択はナシと考えます。
選び方
まずは乾燥機能がついてること。
それで大部分の目的は達成していると思います。
あとは
- 好きなメーカー
- ついている機能
- 洗濯・乾燥容量
などを考えて選べばいいとおもいます。
乾燥機能は必須か
乾燥機能がついていないお手頃価格のドラム式洗濯機もありますが、乾燥機能は必須だと考えています。
乾燥機能の無いドラム式洗濯機がダメなわけではありません。
目的によっては、その選択肢は十分にあります。
本記事は「時短」を目的にしています。
乾燥機能があってこそ「時短」が成り立つので、本記事ではドラム式洗濯機に乾燥機能は必須と考えます。
液体洗剤・柔軟剤の自動投入機能
実際にドラム式洗濯機を使ってみて、あってよかったと思える機能が「液体洗剤・柔軟剤の自動投入機能」です。
いままで洗濯をするときに洗剤や柔軟剤を入れるのを面倒だと思ったことはありませんでした。
洗剤・柔軟剤をはかって入れるのに、大した手間も時間もかからないからです。
全く重要視していなかった「液体洗剤・柔軟剤の自動投入機能」付きの洗濯機を実際使ってみて、この機能の便利さにはまっています。
「洗濯物を放り込んでボタンを押すだけ。」で洗濯ができてしまう便利さを、ぜひ味わってもらいたいです。
自動投入機能の注意点
詰め替え用パックから直接補充する場合は、こぼさないように気を付けて下さい。
洗剤ボトルは、メーカーさんが取り扱いやすさもしっかりと考えてくれていて注ぎやすいです。
詰め替え用パックは洗剤ボトルに補充する前提のものなので、あまり使いやすさはありません。
詰め替え用パックから洗濯機に直接補充してこぼしてしまったことがあります。
あとの掃除が大変でした。
少し面倒でも、洗剤ボトルに詰め替えてから洗濯機に補充するか、カップを使って補充したほうがいいと思います。
補充する回数は少ないので、こぼして大変な思いをするより、ここではひと手間かけましょう。
洗濯・乾燥容量
洗濯機の容量は各メーカーとも標準サイズで
- 洗濯・脱水容量:10~12kg
- 乾燥容量 :6~7kg
くらいです。
「Panasonic」と「SHARP」にはコンパクトサイズのドラム式洗濯機もあります。
容量は
- 洗濯・脱水容量:7kg
- 乾燥容量 :3.5kg
です。
設置スペースと購入予算に余裕があれば、標準サイズのドラム式洗濯機を買いたいです。
一人分の一日あたりの洗濯物の量は約1.5kgです。
- 3日分をまとめて洗濯・乾燥する場合
- 毛布などの大物を洗濯・乾燥する場合
はコンパクトサイズでは乾燥容量(3.5kg)が少ないです。
乾燥の仕上がり具合も洗濯物の量が少ない方がきれいに仕上がるので、洗濯容量には余裕があったほうがいいです。
とはいえ、一人暮らし用の部屋の場合、洗濯機設置スペースに余裕がないこともありますので、購入前にしっかりと確認しておきましょう。
ドラム式洗濯機の紹介
僕の使っているドラム式洗濯機を少し紹介します。
SHARPの「ES-W113」です。
購入してから約1年経ちますが、すごく満足して使っています。
(現在販売されているのは後継機種の「ES-W114」です。)
- 洗剤自動投入機能が便利
-
液体洗剤・柔軟剤の自動投入機能で紹介しましたが、本当に便利です。
もう自動投入機能なしには戻れません。
- スマホアプリと連携している
-
スマホでいろいろ確認できて便利です。
- 洗濯の残り時間がわかる
- 洗濯が終われば教えてくれる
- 洗剤・柔軟剤の残量が少なくなったら教えてくれる
- 十分な洗濯容量
-
- 洗濯・脱水容量:11kg
- 乾燥容量:6kg
まとめ洗いや、毛布の洗濯もできます。
- 乾燥フィルター自動お掃除機能
-
乾燥フィルターのホコリを自動で掃除してくれます。
ダストボックスにたまったホコリを捨てるだけなのでお手入れも簡単です。
- 見た目がかっこいい
-
これは完全に個人の好みですが、大手4社のドラム式洗濯機の中で一番かっこいい。
見た目がかっこいい洗濯機を使うと、洗濯するのも楽しくなります。
ネットショップと家電量販店のどっちで買えばいい?
本記事にも商品リンクは載せておきますが、近所の家電量販店で買う方がオススメです。
店員さんに話が聞ける
ネットで調べて分からなかったことや、製品の気になるところなど直接店員さんから聞けるので分かりやすいです。
店員さんとの会話で、知りたかったこと以上の事が聞けたりするのも実店舗のいいところですね。
実物を見れる
メーカーHPでドラム式洗濯機本体のサイズはわかりますが、実物を見たほうがボリューム感などが分かりやすいです。
ドラム式洗濯機を店舗で見たとき、「デカいな」と思いました。
以前は一人暮らし用(洗濯容量:5kg)の洗濯機を使っていたので、その大きさに少し抵抗はありました。
ですが「時短効果がほしい」という思いのほうが強かったので、思いきって買いました。
見慣れれば大きさへの抵抗もなくなり、今ではすごく満足して使っています。
設置スペースや搬入経路の相談ができる
メーカーHPで設置や搬入に必要な寸法を調べながら、自宅の寸法を測っても
「本当にこの寸法でだいじょうぶかな?」
と、不安があります。
そんな場合も店員さんと相談ができます。
僕が買った店舗では搬入業者さんが、事前に搬入できるか確認にきてくれたので安心できました。
まとめ
一人暮らしで家事をしっかりとやればやるほど、自分の自由な時間は減っていきます。
かと言って家事をしないわけにもいきません。
できるだけ家事の時間を減らして、自分の自由な時間を作りたい。
ドラム式洗濯機は家事の時短に大きな効果をだしてくれます。
僕はドラム式洗濯機を買って日々の生活が楽になり、すごく満足しています。
買うまえにもっていた
一人暮らしにドラム式洗濯機は贅沢かな?
といった思いは今は全くありません。
ただの贅沢品ではない「ドラム式洗濯機」。
洗濯にかかる時間がもったいないと思っているかたには是非おすすめしたい時短家電です。
機会に任せれることは任せて、しっかりと自分の時間をつくって、充実した生活をめざしましょう。
手軽に済ませたい朝食にはベースブレッドがおすすめ ↓
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