「日々の掃除機がけに使っている時間がもったいない。」
そういう思いから掃除機がけはロボット掃除機に任せることにしました。
選んだロボット掃除機は「Anker Eufy RoboVac 30C」
さて、このお手頃価格のロボット掃除機、値段が安いだけに、ちゃんと掃除してくれるのか心配がありました。
しかし、そんな心配は全く不要でした。
「買ったことに後悔無し!」です。
実際に1年間使用した筆者が、カタログやHPの説明だけでなく、「Anker Eufy RoboVac 30C」の
- 使い心地
- 掃除機能
- 良いところ
- 良くないところ
についてレビューします。
是非、購入検討の参考にして下さい。
Eufy RoboVac 30C を選んだ理由
多数あるロボット掃除機の中から「Anker Eufy RoboVacシリーズ」を選んだ理由は別記事で詳しく紹介しています。
機種選定編はこちら↓
ルンバ以外でおすすめロボット掃除機RoboVac|選び方の解説(全12機種)
こちらの記事には「Eufy RoboVac」の各機種の機能一覧や選定フローなどが載っており、機種選定に役立ってくれると思います。
Anker Eufy RoboVacシリーズの中から選んだのは
「Eufy RoboVac 30C」のブラックです。
ロボット掃除機に欲しかった機能は次の二つです。
ロボット掃除機に必要ないと思った機能は次の二つです。
欲しかった機能
進入禁止機能
- キッチンスペースには入って欲しくない。
- 玄関の材質によっては落下防止機能が働きにくい場合があるため。
キッチンの床は、どうしても調理時の油や水気が跳ねてしまいます。
それをロボット掃除機で部屋中に広げられたくないからです。
また、実際使用してから気付いた事ですが、玄関の材質によっては落下防止機能が働きにくい場合があります。
なので、玄関にも進入禁止措置をして落下を防いでいます。
購入前は想定していませんでしたが、進入禁止機能を必要機能として検討していて正解でした。
くわしくはこちら → 落下防止機能
スマホアプリ対応
- 別の部屋に居ながらロボット掃除機を操作したい。
- 家電の操作をスマホ一つにまとめたい。
リモコンだと、ロボット掃除機に電波の届く範囲まで近づかないと操作できません。
スマホアプリ対応なら、Wi-Fi環境があれば、違う部屋からでも操作できます。
最近はスマホ対応している家電が多いです。
我が家では「洗濯機」「ガス給湯器」がスマホ対応しています。
「スピーカー」もスマホと接続しているので、スマホ一つでいろいろ管理できるのは便利ですし、時短にもなります。
必要ない機能
水拭き機能
- 水拭きを推奨しない床。
床の種類によると思いますが、我が家の床のお手入れ方法は説明書によると、水拭きは推奨されておらず、乾拭きが推奨されていました。
水拭きを繰り返すと、ひび割れの可能性があるとのことでした。
なので、吸引のみの機種を選びました。
マッピング機能
- そこまで高機能を求めていなかった。
僕が求めていたのは
「スイッチを入れて、ほったらかしにしておけば、掃除しながら部屋中を走り回ってくれる掃除機」
だったので、「効率的で漏れの無い掃除」までは求めていませんでした。
また、お手頃価格のロボット掃除機とはいえ、高機能になれば値段も高くなります。
機能と値段のバランスが丁度いいところが「進入禁止機能有り、マッピング機能無し」でした。
本体カラー
公式HPによる RoboVac 30C の価格は
- ブラック:\24,800
- ホワイト:\25,800
機能は同じですが、本体カラーによって価格が違いました。
僕は特にカラーにこだわりが無かったので、安い方のブラックにしました。
RoboVac 30C の紹介
仕様
サイズ | 直径:約32.5cm × 高さ:約7.2cm |
重さ | 約2.6kg |
掃除時間 | 最大100分 |
充電時間 | 300~360分 |
ダスト容量 | 0.6L |
稼働音量 | 55dB |
スペアパーツ
- サイドブラシ 2個
- 交換用フィルター 1組
充電ステーション
充電ステーションの左右1m以内、前方2m以内の範囲には物を置かないように説明書には記載されています。
我が家では、場所の都合上、充電ステーションの右側が20~30cm程度しかスペースがありません。
これでも毎回ちゃんと、充電ステーションまで戻ってきてくれています。
見た目、デザイン
好みもあると思いますが、部屋に置いてあっても浮かないデザインです。
部屋に置いてあるのが見えるのが嫌な方はソファや棚の下に設置すれば、隠す事が出来ます。
(充電ステーションの高さは約8.5cm)
走行方式
バウンス
走行方式は「体当たり方式」で障害物や壁に当たり、方向転換することで部屋をランダムに掃除します。
Eufy RoboVac では「体当たり方式」のことを「バウンス」と呼んでいます。
走行方式の詳しい説明はこちらの記事を参照下さい。↓
スマホアプリ
スマホアプリで出来ることは次の7つです。
運転の開始、停止
真ん中のボタンで、運転の開始と停止の操作が出来ます。
掃除モードの選択
掃除モードは次の4種類です。
- 自動モード
- クイックモード
- スポットモード
- エッジモード
掃除が完了するまで、自動的に他の掃除モードも選びながら移動経路を最適化し、掃除します。
開始から30分後に自動的に終了し、充電ステーションに戻ります。
狭い部屋を掃除する場合は、時間と電力の節約になります。
特定の場所を円を描くように集中的に掃除します。ゴミやホコリなどが集中している場所を掃除したい場合に最適なモードです。
壁を検知すると、速度を落として壁周辺を確実に掃除します。
エッジモードでは20分間掃除を行った後、充電ステーションに戻ります。
掃除スケジュールの設定
アプリで掃除を開始する「曜日」と「時間」を設定できます。
ロボット掃除機を充電ステーションに戻す
自動掃除運転中でも、「ホームボタン」を押すと掃除を終了して充電ステーションに戻ります。
ロボット掃除機を探す
「探すボタン」を押し、次の画面でスタートボタンを押すと、ロボット掃除機本体から音が鳴り、現在の居場所を教えてくれます。
ロボット掃除機を探したい場合といえば、途中でバッテリーが切れて充電ステーションに戻れなかった時だと思いますが、バッテリーが切れていれば音は鳴りません。
清掃中は稼働音で大体どこに居るのかわかるので、この機能の使い道はいまいちわかりません。
マニュアル操作
自動運転中に画面の方向ボタンを押すと、その方向に動かす事が出来ます。
別の部屋に移動させたい場合などに便利な機能です。
吸引力調整
「自動モード」と「クイックモード」では、吸引力が調整できます。
スタンダード
通常の吸引力で掃除します。
掃除時間は約100分です。
BoostIQ
厚手のカーペットなど強い吸引力が必要と判断すると、自動的に吸引力を引き上げます。
掃除時間は約60分です。
最大
「BoostIQ」よりもさらに強力な吸引力で掃除します。
掃除時間は約40分です。
リモコン
リモコンでは、スマホアプリで出来た7つの事のうち、次の5つの事が出来ます。
使用方法、掃除状況
我が家でのロボット掃除機の使用方法と掃除状況について書いていきます。
我が家での使用方法
運転開始ボタンを押して放置。
それで部屋は大体綺麗になります。
掃除時間は約100分。
バッテリー残量が少なくなると自動で充電ステーションに戻ります。
その間、他の事が出来るし、出掛けることも出来ます。
使用頻度は週2回程度。
ロボット掃除機を運転する前は、床に埃がちらほら見えていても、運転終了後には大体の埃が目につかない程度までには綺麗になっています。
掃除モード
RoboVac 30C には4つの掃除モードがあります。
4つの掃除モードのうち、ほぼ「自動モード」しか使いません。
「自動モード」にしておけば、ちゃんとやってくれるので、「自動モード」が一番楽です。
何かを床にこぼしてしまった場合などは、「スポットモード」でその場所を集中的に掃除するといった使い方もできます。
稼働音量
メーカーHPには「RoboVac 30C の稼働音量は55dBで電子レンジと同程度の静音性」と記載されていました。
実際、騒音測定アプリを使って、「電子レンジ」と「RoboVac 30C」の稼働時の音量を測定してみました。
「電子レンジ」、「RoboVac 30C」、両方とも50~60dBでした。
電子レンジの種類にもよると思いますが、メーカーHPに記載の通り「稼働音量は55dB程度で、電子レンジと同程度の静音性」でした。
体当たり方式の掃除性能
掃除機の動きは基本的には「真っ直ぐ進んで障害物があれば方向転換」です。
障害物の検知方法は
- センサーで検知
- バンパーに接触して検知
の2種類です。
障害物が壁など大きい物はセンサーで検知出来て接触前に掃除機が回避します。
椅子の脚など細い物はバンパーに接触して検知することが多いようです。
「バンパーで接触して検知する場合、家具や壁に傷がつかないか?」
と気になりますが、バンパーにクッション機能があるので、そんなに強くぶつかりません。
今のところ我が家の家具や壁にはロボット掃除機がつけたような傷は見当たりません。
段差
取扱説明書によると、16mmまでの高さの物体は乗り越えることが出来るようです。
我が家では厚手のカーペットを使用しており、厚みが約13mmありますが問題無く乗り越えてくれます。
落下防止機能
RoboVacに搭載されている落下防止センサーは、RoboVacが階段から落下するのを防ぐよう設計されていますが、本センサーのライトが床の表面から反射する場合や床の色が濃い場合、また床自体が汚れている場合はうまく機能しないことがあります。
RoboVacが落下するおそれがある場所では境界線テープを利用し、落下を防ぐようにしてください。
「取扱説明書」より引用
我が家で落下防止機能が働いてほしいところは玄関です。
玄関は石で出来ており、照明を反射しています。
RoboVac 30C を運転して、落下防止機能がちゃんと働くか試してみました。
結果は、ちゃんと落下防止機能が働いて方向転換してくれることもありましたが、落下防止機能が働かずに玄関に落ちてしまうこともありました。
毎回、ちゃんと落下防止機能が働いてくれないのであれば、落下防止機能に頼る訳にはいきません。
玄関には境界線テープを設置して進入禁止にしました。
設置場所
ソファや棚の下に設置すれば、スペースの有効活用も出来ますし、本体も隠せます。
しかし、我が家では見えるところに設置しています。
理由は次の通りです。
- ソファや棚の下に設置してあると、ごみ捨てがしづらい。
- 見えないところに設置してあると、途中でトラブルがあり充電ステーションに戻ってきてなくても気付かない。
ゴミの捨て方
ダストボックスの取り外しも、ダストボックスのごみ捨ても簡単にできます。
掃除機を使えば、フィルターの掃除も楽にできます。
RoboVac 30C の良いところ
スマホアプリで管理できる
スマホで操作ができるのは思っていた以上に便利でした。
スマホは手元にある事が多いので、ロボット掃除機を運転する時に、わざわざ掃除機本体のところまでスイッチを押しに行ったり、リモコンを取りに行ったりする必要がありません。
アプリ画面では掃除の残り時間まではわかりませんがバッテリー残量が分かるので、バッテリー残量から残りの掃除時間の目安が予想できます。
進入禁止機能がある
境界線テープを設置すれば、そこから先には進入しません。
我が家では、キッチンと玄関に設置しています。
キッチンと玄関に設置した理由はこちら → 進入禁止機能
進入禁止機能付きのロボット掃除機にすると、価格も高くなるので少し迷いましたが、進入禁止機能付きにして大正解でした。
進入禁止機能が無ければ、ロボット掃除機に進入してほしくない場所に自分で障害物を設置して進入できないようにしなければなりません。
進入禁止機能が無い場合
キッチンや玄関に余計な障害物を設置してあれば、邪魔だし見栄えも悪い。
掃除の度に障害物を設置して撤去するのもかなり面倒。
進入禁止機能がある場合
進入禁止機能が付いていれば、境界線テープを設置するだけで大丈夫。
境界線テープだと目立たないし、設置しっぱなしにしておいても特に気にはならない。
少しロボット掃除機の価格は高くなりますが、進入禁止機能は十分に役立ってくれる機能です。
RoboVac 30C 本体の高さが低い
RoboVac 30C の高さは約7.2cmです。
他のロボット掃除機と比べても7.2cmはかなり低い方です。
ソファや本棚の下もしっかりと掃除してくれます。
ごみ捨てが楽
ごみ捨ては手動ですが、本体からダストケースを外して蓋を開けるだけです。
フィルターにごみが溜まっていれば、掃除機で吸うだけです。
ゴミの捨て方はこちらを参照ください。 → ゴミの捨て方
普段から床に余計な物を置かないように意識するようになる
床に障害物になるような物が置いてあるとその部分は掃除しないし、コード類が床に這わせてあるとロボット掃除機に巻き込まれてしまいます。
ロボット掃除機に部屋全体を掃除してもらいたいなら、ある程度、床の荷物などを片づける必要があります。
掃除の度に、こんなことをするのは面倒なので、普段から床に物を置きっぱなしにしないよう意識するようになりました。
これは人によっては、「普段からロボット掃除機の運転のために、気を使わなくてはいけない。」とデメリットに感じる人もいると思いますが僕にとってはメリットだと感じています。
普段から片づける意識を持てて、結果、部屋を綺麗に保てるようになりました。
RoboVac 30C の良くないところ
黒いボディのため埃が目立つ
黒いボディには埃が目立ちますね。
たまには掃除機本体も拭いて綺麗にしたいです。
落下防止機能はあるが玄関床の材質によっては落ちる場合がある
玄関床の材質によっては、落下防止機能が働かずに落ちてしまう場合があります。
くわしくはこちら → 落下防止機能
落下防止機能が働かない場合には境界線テープや障害物を設置して進入禁止措置が必要になります。
走行方式が体当たり方式(ランダム走行)
走行方式は「バウンス」と呼ばれている「体当たり方式」です。
走行方式の詳しい説明はこちらの記事を参照下さい。↓
ランダム走行のため効率的な掃除ができず時間はかかります。
時間はかかりますが、掃除機がけはロボット掃除機に任せておけます。
掃除中は他の事に時間が使えるので、掃除時間が長くなっても特に困りません。
マッピングやナビゲーション機能が無いので掃除漏れの箇所があるかもしれない
ランダム走行のため、掃除機がかけれていない箇所が残っているかもしれません。
しかし、元々ロボット掃除機に完璧な掃除は求めていません。
複数の部屋を掃除するので、扉は開けっ放しでロボット掃除機を運転しているので、開き扉の後ろ側などはロボット掃除機では掃除できません。
そこは普通の掃除機で掃除するつもりなので、目につく掃除残りがあればその時ついでに掃除機をかければいいと思っており、こちらも特に困っていません。
RoboVac 30C をお得に購入
Amazonのタイムセールを利用すればお得に購入できる場合があります。
僕が購入する時、ちょうどAmazonでタイムセールをやっており、普段よりお得に購入出来ました。
しかし、いつでもタイムセールをやっている訳ではありませんし、RoboVac 30C がセール対象になっているとも限りません。
ではどのタイミングで購入すればいいのでしょうか。
- セールが来るのを待つ。
- セールを待たずに、欲しいを思ったタイミングで購入する。
1.の場合、普段よりお得に購入できます。
2.の場合、お得に購入できなくても、すぐにロボット掃除機による時短の恩恵を受けることができます。
ロボット掃除機のありがたさを知る前なら、セールを待って「普段よりお得な価格での購入」を選んだと思います。
ロボット掃除機のありがたさを知った今なら、セールを待たずに「早急に時短家電を手に入れ、より多くの時間を手に入れる」を選びます。
ロボット掃除機の疑問、気になるところ
今まで書いたことと重複することもありますが、ロボット掃除機の疑問や気になるところをまとめます。
複数の部屋を掃除したいんだけど、マッピングやナビゲーション機能無くてもちゃんと掃除してくれるの?
フル充電で稼働できる約100分間の掃除で、大体綺麗にしてくれます。
(我が家の場合、掃除範囲はリビング+2部屋+洗面所)
扉の後ろや部屋の隅とかロボット掃除機で掃除しきれない箇所は、もともと自分で掃除するつもりでした。
目につく掃除漏れがあればその時、一緒に掃除すればいいと思っています。
くわしくはこちら → 掃除漏れの箇所について
ちゃんと充電ステーションに帰ってきてくれるの?
1年間使っているけど、今のところ途中で力尽きたり、迷子になって充電切れになって、戻ってこれなかったことはありません。
ちゃんと戻ってきてくれています。
カーペットとか巻き込まないの?
我が家では厚さ約13mmのカーペットを使っています。
このくらいの厚手のカーペットだと全然巻き込まずに乗り越えてくれます。
くわしくはこちら → 段差
家具などがロボット掃除機に押されて動いたりしないの?
我が家の場合、椅子などを押して動かす事はありません。
ですが、洗濯物を干していない「物干しスタンド」は押されて動かされていることがあります。
おそらく、
・軽い
・センサーで感知できない細い脚
の特長を持った物は押し動かされることがありそうです。
まとめ
「ルンバは高いから手が出ないけど、お手頃価格の RoboVac 30C なら買える!」
でも、お手頃価格だけにちゃんと掃除してくれるか心配でした。
実際使ってみた結果、RoboVac 30C の働きには大満足です!
ランダム走行なので完璧な掃除はできません。
扉の裏など一部、自分で掃除しなければならない所もあります。
くわしくはこちら → 掃除漏れの箇所について
それでも、掃除時間は大幅に減ります。
ハイスペックな掃除機ではないけど、必要な機能はそろっており十分に買う価値はあります。
必要な機能についてはこちら → 欲しかった機能
ロボット掃除機は時間を生み出す家電です。
ロボット掃除機に掃除を任せる事で、掃除機がけに使っていた時間が自分のために使える時間になります。
その時間を
- 本を読む
- ブログを書く
- 出掛ける
などに使うことができます。
ロボット掃除機の導入を検討されている方や導入に迷われている方、僕からはロボット掃除機の導入は自信をもってオススメ出来ます。
機械に任せてしまえる事は任せて、時間は自分のために使うことで、今までより一歩充実した生活に近づけます!
手軽に済ませたい朝食にはベースブレッドがおすすめ ↓
コメント